作品解説 第3期(1)

1996

ふたりエッチ

ヤングアニマル・ヤングアニマル嵐 (白泉社) 1997年1号~連載中

ふたりエッチ
テーマは「男と女」と「SEX」!!処女と童貞で結婚した夫婦のステップアップストーリー。
「データ」や「うんちく」を入れた理由のひとつにその頃の「中学生が読みたいマンガ」のアンケートにありました。
1位とか2位は「感動できるマンガ」や「熱くなれるバトルマンガ」で「エッチなマンガ」は8位だったんですが「ためになるマンガ」は3位だったんです。
だったら「ためになるエッチなマンガ」なら大丈夫かと...。
ふたりエッチ」の第1話のネームに「お見合い」のデータを入れたのですが、担当はOKをくれたので「ふたりエッチ」のスタイルはそこで決まりました。
もし担当がストーリーの邪魔になるといったら作品の方法論が崩れるところでした。でも...その後のデータ収集が大変で(笑)毎朝の新聞チェックはかかせないです(笑)
ラジオドラマ・OVA・映画・実写ドラマ化など楽しませてもらいました。

ナイトメアD.D.

月刊コミックゲーメスト (新声社) 1996年11月号(予告編)、12月号(本編)

ナイトメアD.D.
魂の変化したもうひとつの肉体...A(アストラル)-ボディで闘うアクションもの。
虫みたいな女の子のデザインが気に入ってます。
久しぶりに少年誌っぽいノリです。

Mr.フロイト

ヤングアニマル (白泉社) 1996年8号

Mr.フロイト
行動心理学を得意とする大学教授とその生徒の女の子が主人公の推理もの。
こういう話を描くのが実は好きです。
まぼろし佑幻」も最初は心理療法センターが舞台でした。
それを少年誌風に直して描いたんです。
この頃仕事場を引越ししました。
アシスタントも増えて大変な時期でしたね。
1995

美少女創世伝説 PRINCESS

コミックガイズ (学習研究社) 1996年1号~7号
コミックNORA (学習研究社) 1996年9月号~1998年5月号

美少女創世伝説 PRINCESS
伝説のアイドルの娘をビッグチャイドルに育てるお話。
掲載誌が廃刊になり別の雑誌で続きを描くことに。
2誌に渡って描いたという珍しいケース。
この連載時は他に「天空のエスカフローネ」と「ふたりエッチ」を描いてて忙しかったです。
全部違うジャンルだし(笑)
角川から「プリンセス」というタイトルに替えて復刊しました。

母はレジスタンス!!

ヤングアニマル (白泉社) 1995年22号

母はレジスタンス!!
母親が若くてしかもAV嬢というラブコメ。
この時期は「ヤングアニマル」でいろいろチャレンジさせてもらいました。変革の時代でした。

ピエプノスの島

ヤングアニマル (白泉社) 1995年19号

ピエプノスの島
「誰からも愛される」という科学の力で生まれた男の子と科学者の女性のお話。
こういうおとぎ話なストーリーが大好きです。
描かせてくださった担当さんに感謝です。

シークレット通信

月刊少年チャンピオン (秋田書店) 1995年6月号

シークレット通信
久しぶりに淡いラブストーリーを描いてみました。
「少年チャンピオン」は子供時代一番コミックスを買いました。
秋田書店の雑誌に描けてうれしかったです。
1994

天空のエスカフローネ

月刊少年エース (角川書店) 1994年12月号~1997年10月号

天空のエスカフローネ
異世界メカ・アクションものです。
河森正治さん原案のメディアミックスもので連載はアニメの一年半前からスタートしていてアニメとは違う内容になっています。
メカデザインは河森さんで何度か打ち合わせもしました。
「エスカ」をやってる最中に「ふたりエッチ」の連載も始めて...忙しくて大変でした。
このお仕事はボンズの社長の南さんからいただき...南さんは同じ大阪芸大の方で...
大学の知り合いは大事にしたいので引き受けました。(笑)
大学生活の全てがぼくの宝ですから♪

エンジェル・ハード

ヤングアニマル (白泉社) 1994年20号~1995年17号

エンジェル・ハード
昼はナースで夜はレディースの総長。
彼女を慕う下っぱの女の子が主人公の物語。
イっちゃってる女の子達を描けて楽しかったです(笑)。

ハーフじゃないもん!

ビジネスジャンプ増刊 (集英社) 1994年10月10日号

ハーフじゃないもん!
女性にしか見えない兄貴をもった弟の苦悩を描いたラブコメ。
アンケートも1位で...こういったコメディにも自信がついてきました。

流星ガッチャ

チャレンジ中学1年生 (福武書店/現ベネッセコーポレーション) 1994年9月1日号~1995年3月1/15日号

流星ガッチャ
強靭な不良の体を手に入れたひ弱な少年の物語。
いいたいテーマをしっかり描けた時ってつくづくマンガ家になってよかったと思う瞬間です。
この作品もそういう瞬間を味わえた作品です。

ダイナマイトピーチ

月刊ベアーズクラブ (集英社) 1994年4月~10月号

ダイナマイトピーチ
弟を溺愛する女子プロレスラーのお姉ちゃんのラブコメ。
このお姉ちゃんの変態ぶりが描いてて楽しかったです。
雑誌が廃刊になって連載が終了。残念です。
はじめての集英社での連載でした。

恋する極楽ペンギン

月刊ベアーズクラブ (集英社) 1994年2月号

恋する極楽ペンギン
この頃レディース暴走族ものが描いてみたくて...そんな読切です。
この読切のキャラは「ダイナマイトピーチ」にも登場しています。
エンジェル・ハード」という連載の元になりました。
1993

ファイアーエムブレム

増刊少年サンデー (小学館) 1994年1・2月号

ファイアーエムブレム

その名の通り有名なゲームのコミカライズ。単行本未収録です。
やってみて思ったことは...自分には合ってないってこと。(笑)
完ペキな原作つきは、大変ですね。

(原作・七月鏡一)

ぼくの銀色ハウス

ヤングアニマル (白泉社) 1993年10号~1994年17号

ぼくの銀色ハウス
初のヤング誌での連載。初のSEXシーンあり(笑)
この作品の姉妹編として「ハーレム革命」があります。
お話は血のつながらない若い母との2人っきりの物語。

どこかで天使がみつめてる

週刊少年サンデー (小学館) 1993年27号

どこかで天使がみつめてる
天使がこっそり地上のナースに。それこそ本物の白衣の天使☆
まあそんなお話です。ぼくらしいラブストーリーです。

こちらはエデン

月刊ガンガンファンタジー (エニックス/現スクウェア・エニックス) 1993年4月号~11月号

こちらはエデン
異世界ギャグマンガ(?)。この頃から自分を第3期と位置づけていろんな雑誌に執筆するようになります。
いろいろチャレンジできて、作風の幅が広がった気がします。
根本は変わりませんが。

ふたりエッチの部屋

ふたりエッチ オフィシャルコーナー|白泉社

漫画家「克・亜樹」の日常の日記です。

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